ふるさとはポイズンの島

2015年06月

15年6月24日 

本番が近付いてきており、公演前の最後のふくしま訪問に行ってまいりました。
 
福島の浜通りを、車で北から国道6号線で南下していくと
浪江~双葉~大熊~富岡と各町を突き抜けていきます。
 
今回はこれらの地域での様々な「除染」作業を見てきました
 
除染1
国道沿いに 「除染作業中」ののぼりが所々に立っています。(大熊町)
これは道路沿いの崖斜面を草刈りをする様に、壁の土を削りながら作業を
している様子です。とても時間がかかりそう…。
この作業員一人の手作業に、交通整理作業員4人他数人の運搬、清掃作業
の人たちが関わっています。
どこかの首相が、「原発事故で多くの雇用を創出している」 などと言いそう
ですね…。
 
除染2
除染した土がいたる所に積み上げられています。(富岡町)
除染の為に削られた土を袋詰にして積み上げた場所が、何故「除染中」
なんだろう…?
 
 
看板
私達人間はあなたに出会いたくなかった… 感謝しません!
 
1954年水爆ブラボーで被ばくしたロンゲラップ島民は、たった3年で
何の科学的根拠もない「安全宣言」のもと放射能が強く残る島へ帰島させられました。

島を脱出して30年、「除染した」と言われるロンゲラップ島に再び帰島を迫られて
いる島民達は、その言葉を信じてはいません…。
 
「私達の家はどこにもないわ…」
「アメリカが全てクリーンナップ(除染)した…と言ってたわ」
「でも…何だか島の様子がおかしいわ…」 

※ 舞台「ふるさとはポイズンの島」 2幕「3年ぶりの帰島」より 
 

6月18日(木)
 
これは一体なんでしょう なまはげ音頭
ヤシガニダンス
違います、「ヤシガニはうまい!」の踊りの稽古です
振付師の小澤薫世さんのレッスンで熱が入ります
 
 
出番待ちの間も台本のチェックに余念がありません。
島を出る日
 ちなみにマーシャルのタコノキの葉で編んだ帽子は島田興生さんが
マーシャルで取材していた時の愛用の帽子
ゴザは奥さんの谷子さんからのご提供です

6月17日(水)
 
この日は早くからバンドだけの練習を行いました
音楽1

この作品はすべて生演奏、劇の進行にも重要な役割を担っていて、
ただの伴奏だけではありません。
 
 
作曲の岡田京子さんは私達にとって「音楽の母」。
つまり、ヘンデルのような存在です(?)
音楽2
 マーシャルの人たちの歌声を感じさせる素晴らしい楽曲を提供してくれました
 

6月11日(木)

今日は3回目の衣装合わせ
衣装合わせ3
少しずつ決まってきました!

そして、仮の衣装をつけて通し稽古をしました。
通し稽古

これは、母親だけのシーン
母親シーン
色々と検討しながら、進めます。

島とお別れするシーン
これは、島を離れるお別れのシーンでの合唱。
今日で稽古15日目、日一日とお芝居が創られていきます

 

6月2日、小金井 6月6日 藤沢で行われた「海の中から地球が見える」の
イベント内で、公演のアピールをし、劇中歌の合唱を歌わせて頂きました 

6月6日合唱1

6月6日合唱2

最後にチケットの即売もさせて頂き、27人の方がその場で購入して下さいました

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